せっかくキレイにしようと思ってデリケートゾーンの処理をしたのに、そったら猛烈にかゆい、チクチクして座っているのも辛いなんてことありませんか?

私も初めて自己処理をしたときは、翌日から襲ってくる不快感に本当に悩まされました…。
下着が擦れるたびに気になってしまったり、赤いぶつぶつができてしまったりすると、どうしたらいいのか不安になりますよね。実はそのかゆみには明確な理由があり、適切なケアや薬の選び方を知ることでかなり楽になるんです。何を塗るのが正解なのか、ニベアやオロナインは使えるのかといった疑問から、生えかけのチクチク対策まで、私自身の失敗談も交えながら詳しくお話しします。
記事のポイント
- そったらかゆくなる主な原因と肌の状態
- 今すぐできるかゆみ止め対策と市販薬の選び方
- ニベアやワセリンを使った保湿ケアの注意点
- 生え始めのチクチクや摩擦を防ぐ予防策
デリケートゾーンをそったらかゆい原因と対処法

処理した直後や翌日から襲ってくるあのかゆみ、本当に辛いですよね。「キレイにするはずが、逆に肌トラブルになっちゃったかも…」と落ち込んでいる方もいるかもしれません。ここでは、なぜそんなにかゆくなってしまうのかという原因と、私が実際に試してみて効果を感じた対処法について詳しくお伝えしていきますね。
かゆみの主な原因は乾燥やチクチク
デリケートゾーンをそった後にかゆくなる一番の原因は、ズバリ肌の乾燥と毛の断面による刺激です。
カミソリで処理をすると、ムダ毛と一緒に肌の表面にある角質層まで削ぎ落としてしまうことがあるんです。角質層は肌の潤いを保つバリア機能の役割をしているので、これがなくなると肌は急速に乾燥してしまいます。デリケートゾーンの皮膚はまぶたと同じくらい薄いと言われているので、ただでさえ乾燥しやすいのに、カミソリの刺激でさらに敏感になってしまうんですね。
また、カミソリで剃った毛の断面は鋭利に尖っています。毛が少し伸びてくると、その尖った毛先が下着や肌に触れて「チクチク」とした刺激を与え、それがかゆみとして感じられることも多いんです。
自然に生えている毛の毛先は細くなっていますが、カミソリで剃ると断面がスパッと切れた状態(太い状態)になります。これが剣山のように肌を刺激してしまうのです。
今すぐ試したい効果的な対処法
「今まさにかゆくてたまらない!」という時は、まずは冷やすことが一番の応急処置になります。
かゆみがある部分は炎症を起こして熱を持っていることが多いので、冷たいタオルや、タオルで巻いた保冷剤を当ててクールダウンさせてあげてください。冷やすことで神経の興奮が鎮まり、かゆみがスッと引いていく感覚があると思います。
保冷剤を直接肌に当てるのはNGです。デリケートな部分なので凍傷になるリスクがあります。必ず清潔なタオルやハンカチで包んでから当ててくださいね。
そして、絶対にやってはいけないのが「かく」こと。かいてしまうと肌が傷つき、そこから雑菌が入って炎症が悪化する悪循環に陥ってしまいます。どうしても我慢できないときは、冷やして落ち着かせるのが鉄則ですよ。
オロナインやフェミニーナは有効か
かゆみを抑えるために、家にある薬を使おうと考える方も多いですよね。よく聞かれるのが「オロナインH軟膏」や「フェミニーナ軟膏」です。
結論から言うと、かゆみ止めとして使うならフェミニーナ軟膏などの「デリケートゾーン専用のかゆみ止め」がおすすめです。これらは局所麻酔成分や抗ヒスタミン成分が含まれていて、かゆみを素早く抑えるように作られています。
一方で、オロナインH軟膏は主に「殺菌・消毒」を目的とした薬です。ちょっとした切り傷やニキビには良いのですが、かゆみを直接止める成分は入っていません。もし、カミソリ負けで化膿してしまっているような状態なら効果があるかもしれませんが、単純な「かゆみ」を止めたい場合には専用の薬を選ぶのが無難かなと思います。
ニベアでの保湿は問題ないか解説
「保湿ならニベアの青缶でもいいの?」という疑問もよく見かけます。私自身もボディケアによく使っていますが、デリケートゾーンに使う場合は少し注意が必要です。
ニベアは保湿力が高い優秀なクリームですが、粘膜に近いデリケートゾーンに使用することを前提には作られていません。油分が多く、通気性が悪くなってムレの原因になることもありますし、香料などの成分が敏感な肌には刺激になる可能性もゼロではありません。
もし使うのであれば、粘膜部分(Iラインの内側など)は絶対に避けて、Vラインなどの皮膚部分に薄く塗る程度にしておくのが安心です。ただ、できれば「デリケートゾーン専用」の保湿クリームやローションを使ったほうが、トラブルのリスクは低いと私は感じています。
ワセリンを使って肌を保護する効果
肌が敏感になっていて、何を使ってもヒリヒリしそう…という時に頼りになるのが「ワセリン」です。
ワセリンは肌に浸透するのではなく、肌の表面に油膜を作って保護してくれるアイテムです。そのため、下着との摩擦を軽減したり、外部の刺激から肌を守ったりする効果が期待できます。不純物が少ない「白色ワセリン」なら刺激もほとんどないので、敏感になっている剃毛後の肌にも使いやすいですよ。
お風呂上がりなどの清潔な肌に、米粒くらいの少量を薄く伸ばして塗るのがポイント。塗りすぎるとベタついてムレや痒みの原因になるので、「薄く膜を張る」イメージで使いましょう。
デリケートゾーンをそったらかゆい時の予防とケア

一度かゆくなってしまうと治るまで辛いですよね。できれば次からは、あのかゆみを繰り返さないようにしたいものです。ここでは、かゆみやチクチクを長引かせないためのケアや、そもそも肌トラブルを起こさないための予防策について、私の経験も踏まえて解説します。
かゆみや赤みはいつまで続くのか
個人差はありますが、カミソリ負けによる軽いかゆみや赤みであれば、しっかりと保湿をして刺激を与えないようにすれば、2〜3日程度で落ち着くことが多いです。
ただ、かきむしってしまったり、締め付けの強い下着で摩擦を与え続けたりすると、1週間以上長引くこともあります。もし1週間経ってもかゆみが治まらない、あるいは赤みがひどくなったり膿んできたりした場合は、ただのカミソリ負けではなく「毛嚢炎(もうのうえん)」などの感染症を起こしている可能性もあります。
「そのうち治るだろう」と放置せず、症状が長引く場合は早めに皮膚科や婦人科を受診してくださいね。
ぶつぶつができた時の注意点
そった後に赤いポツポツや白い膿を持ったぶつぶつができることがあります。これは毛穴にバイキンが入って炎症を起こしているサインかも。
この状態で一番大切なのは、絶対に潰さないことです。気になって触りたくなってしまいますが、潰すと雑菌がさらに広がり、跡が残って色素沈着(黒ずみ)の原因になってしまうことも。清潔を保って、刺激を与えないようにそっとしておくのが一番の治療法です。
お風呂で洗うときも、ナイロンタオルなどでゴシゴシ擦るのは厳禁。たっぷりの泡で手を使って優しくなでるように洗ってくださいね。
生え始めの不快なチクチク対策
そってから数日後、毛が生え始めた頃の「チクチク攻撃」は本当に不快ですよね。これを防ぐには、処理の段階でのひと工夫と、アフターケアが重要です。
まず、生えてきた毛を柔らかく保つために、ヒートカッターを使うのがおすすめです。カミソリで剃ると断面が鋭利になりますが、熱線で焼き切るヒートカッターなら毛先が丸くなるので、生えてきてもチクチクしにくいんです。
もしカミソリで剃ってしまった場合は、生え始めの時期こそ入念に保湿をしてください。肌が潤って柔らかくなっていれば、生えてきた毛による摩擦や刺激をある程度クッションのように受け止めてくれます。
摩擦を防ぐパンツや下着の選び方
デリケートゾーンの肌トラブル中は、身につける下着選びもケアの一部です。デザイン重視のレースの下着や、化学繊維のツルツルしたパンツは、摩擦が起きやすく通気性も悪いため、かゆみを悪化させてしまうことがあります。
肌が落ち着くまでは、以下のポイントで下着を選んでみてください。
- 素材
コットン(綿)100%やシルクなど、天然素材で肌触りの良いもの - サイズ
締め付けのない、ゆったりとしたサイズ感のもの - 形状
ゴムが食い込まないボクサータイプや、シームレスタイプ

私もトラブルがある時は、迷わず「綿のデカパン」を履くようにしています(笑)。
見た目は少し我慢ですが、肌への負担が全然違うので、治るまでの辛抱だと思って試してみてください。
カミソリ負けしない正しい剃り方
そもそも、かゆくならないように剃ることができれば一番ですよね。自己処理をする際は、以下のステップを守るだけで肌へのダメージをグッと減らせます。
- ラベル毛を短くカットする
いきなり剃らず、ハサミなどで短く整えておく。
- ラベル肌を温める
お風呂などで肌と毛を十分に温めて柔らかくする。
- ラベルシェービング剤を使う
石鹸ではなく、専用のジェルやクリームをたっぷり塗る。
- ラベル毛の流れに沿って剃る
「逆剃り」は深剃りできますが肌への負担が最大級。まずは上から下へ、毛の流れに沿って優しく剃る。
- ラベル冷やして保湿
処理後はすぐに冷水で冷やし、化粧水やクリームで保湿する。
「逆剃り」は一度でツルツルになる誘惑がありますが、肌トラブルの元凶です。肌が弱い方は、無理に深剃りしようとせず、電気シェーバーを使うのも賢い選択だと思います。
デリケートゾーンをそったらかゆい悩みへの結論
デリケートゾーンをそった後のかゆみは、肌からの「SOSサイン」です。乾燥、カミソリの刺激、生えかけの毛の摩擦など、原因を理解して正しくケアすれば、不快な症状は必ず和らぎます。
まずは「冷やす」「専用の薬を使う」「徹底的に保湿する」の3つを意識してみてください。そして、あまりにもトラブルが続くようなら、自己処理の頻度を減らすか、思い切ってサロンやクリニックでの脱毛を検討するのも一つの手です(私も脱毛してから肌トラブルが劇的に減りました…!)。
無理のない範囲で正しいケアを取り入れて、快適な毎日を取り戻してくださいね。
本記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的な診断や治療を代替するものではありません。症状が長引く場合や強い痛み・炎症を伴う場合は、速やかに皮膚科または婦人科の専門医にご相談ください。
※本記事は、信頼できる医療情報、公的機関、および専門メディアの情報を基に作成されています。より詳しい医学的知見やデータについては、以下の出典元をご確認ください。



