月経カップをやめた方がいい理由と判断基準を解説

フェムケア
記事内に広告が含まれています。

環境にもお財布にもやさしいと聞いて、月経カップに興味を持つ人、増えてますよね。でも、いざ使ってみようかなと思うと、「月経カップはやめたほうがいい」っていう声も聞こえてきて…。実際、手が汚れるんじゃないかとか、不衛生だったらどうしようとか、挿入すること自体に抵抗がある人もいるかもしれません。

それに、うまく取り出せない、漏れるのが心配、膣に違和感があるかも…なんて不安もありますよね。消毒が面倒そう、アレルギーは大丈夫? もしTSS(トキシックショック症候群)になったり、最悪の場合、死亡例があったりしたら…と考えると、ちょっと怖くなるのも無理はないかなと思います。

月経カップはとても便利なアイテムですが、すべての人に最初から完璧にフィットするわけではないのも事実です。この記事では、月経カップの使用を「やめた方がいい」とされる医学的な理由から、実際に使ってみて「合わなかった」という実用的な理由まで、幅広く掘り下げていきますね。自分に合っているのかどうか、判断するための参考にしてもらえたら嬉しいです。

記事のポイント

  • 月経カップを絶対に使ってはいけない医学的なケース
  • 多くの人が「やめた」と判断した実用的な理由
  • 使用を続けるかどうかの判断目安
  • もし合わなかった場合の他の選択肢

月経カップ、やめた方がいいの?医学的な理由

まずは、安全に使うために知っておきたい、医学的な観点から「やめた方がいい」ケースを見ていきましょう。これらに当てはまる場合は、使用を中止するか、お医者さんに相談してみてほしいなと思います。

最も注意すべき「トキシックショック症候群(TSS)」

月経カップの話で必ず出てくるのが、TSS(トキシックショック症候群)ですよね。

TSSは、黄色ブドウ球菌などがつくる毒素によって引き起こされる、稀だけどすごく重篤な疾患です。高熱や発疹、嘔吐、下痢なんかの症状が出て、急激に悪化することがあります。

月経カップはタンポンよりTSSのリスクが低いとは言われていますが、ゼロではありません。実際、過去にTSSを発症したことがある人は、月経カップの使用は絶対に避けるべきとされています。

TSSのリスクについて

TSSは非常に稀ですが、命に関わる可能性もあります。月経カップに関連する症例報告も(極めて少ないですが)存在し、その多くは推奨時間を大幅に超えて長時間放置していたケースのようです。使用時間を守り、衛生的に取り扱うことが本当に大切ですね。

膣内の傷や炎症がある場合

もし膣の中や入り口に傷があったり、かゆみや痛みがあったりする場合、また、膣炎などの感染症にかかっている時も、月経カップの使用はやめておきましょう。

カップが傷や炎症を刺激して悪化させてしまったり、細菌感染のリスクを高めてしまったりする可能性があるからです。

まずは治療に専念して、お医者さんにOKをもらってから再開するのが安心ですね。

素材へのアレルギー(ラテックス・シリコン)

月経カップの素材は、医療用シリコン製のものがほとんどですが、中にはラテックス(ゴム)製のものもあります。

もしラテックスアレルギーがある人は、ラテックス製のカップは絶対に使用できません。安価な製品だと使われていることもあるので、購入前には必ず素材を確認してくださいね。

医療用シリコンに対するアレルギーは非常に稀だと言われていますが、もし使用してみて皮膚に違和感やかゆみが出た場合は、すぐに使用を中止して、皮膚科や婦人科で相談することをおすすめします。

実際に「やめた」人の実用的な理由

医学的な問題はなくても、「私には合わなかったかも…」と使用をやめる人もいます。ここでは、多くの人が感じる「実用的な理由」を紹介しますね。

うまく着脱できない・取り出せない困難さ

これは、月経カップをやめる理由としてすごく多いみたいです。

特に最初のうちは、挿入がうまくいかなかったり、奥に入りすぎて取り出せない!とパニックになったり…。カップのステム(しっぽの部分)が短かったり、小さかったりすると、指が届きにくくて恐怖心を感じることもあるようです。

膣の形は人それぞれなので、自分の膣の長さや形に合っていないカップを選んでしまうと、着脱が極端に難しくなることがありますね。

膣内の違和感や膨満感が続く

「正しく挿入できれば違和感はない」とよく言われますが、それでも膣内の圧迫感や膨満感が気になってしまう、という人もいます。

これは、カップが適切な位置(タンポンよりは低い位置)に入っていないか、もしくはカップのサイズや硬さが自分の体に合っていない可能性があります。

正しい位置に入れても不快感が続く場合は、無理して使い続けるのはストレスになっちゃうかもしれません。

経血が漏れてしまう(容量・サイズの問題)

「漏れない」ことを期待して使い始めたのに、結局漏れてしまう…というのも、やめる大きな理由の一つです。

漏れの原因はいくつか考えられます。

  • カップのサイズが小さすぎる(または大きすぎる)
  • カップが膣内でちゃんと開いていない
  • 経血量が多すぎて、カップの容量を超えてしまった

特に経血量が多い日は、1?2時間でいっぱいになって漏れてくることもあるようです。自分の経血量とカップの容量が合っていないと、頻繁な交換が必要になってしまいますね。

外出先での衛生管理(手の汚れ)が大変

月経カップの交換時には、どうしても手が経血で汚れてしまいます。これはもう、構造上仕方ないことかなと思います。

問題は、外出先のトイレに洗面台がない場合です。

手が汚れたまま再挿入するのは衛生的にも心配ですし、トイレットペーパーで拭くだけではベタつきが気になる…という声も多いです。替えのカップを持ち歩いたり、専用のウェットティッシュを使ったりする方法もありますが、それを「面倒くさい」と感じてしまうと、続けるのが難しくなるかもしれませんね。

衛生管理のポイント

手指の衛生管理が難しい環境では、感染症のリスクも高まる可能性があります。外出先での交換が頻繁に必要な人は、どうやって清潔を保つか、あらかじめシミュレーションしておくと良いかもしれません。

月経カップ使用中のよくある疑問

月経カップを使う上で、「これってどうなの?」と気になる疑問についても、少し触れておきますね。

月経カップをつけたまま排便はできる?

はい、基本的にはつけたままで大丈夫です。

膣と肛門は別々の穴なので、排便がカップに直接つくことはありません。ただ、排便のときにいきむと、腹圧でカップが少し押し出されそうになったり、位置がズレたりすることがあります。

もし違和感がある人や、押し出されそうで心配な人は、一度カップを取り外してから排便し、その後にまた装着する方が安心かもしれません。排便の後は、カップが正しい位置にあるか確認するとより良いですね。

死亡例があるって本当?リスクは?

「月経カップで死亡」と聞くとすごく怖いですが、これは先ほど触れたTSS(トキシックショック症候群)に関連する極めて稀なケースを指していることがほとんどです。

海外では、月経カップを長時間(数日間など)膣内に放置したことが原因でTSSを発症し、重篤な後遺症(手足の切断など)が残ったという事例が報告されています。TSS自体が重症化すると命に関わる病気なので、TSSによる死亡例がゼロとは言い切れません。

ただ、これは月経カップが直接の原因というよりは、不適切な使用方法(特に長時間の放置)が引き起こした最大のリスクと言えます。

製品の説明書に書かれている使用時間を必ず守り、清潔に取り扱うことが、安全に使うための大前提ですね。

やめるかどうかの判断基準と代替案

ここまで色々な理由を見てきましたが、じゃあ、いつ「やめる」と判断したらいいんでしょうか?

判断の目安は「3~4回の生理周期」

月経カップは、正直なところ、慣れが必要なアイテムです。

最初の1?2回で「うまくできない!」「漏れる!」となっても、それは普通のことかなと思います。多くの人が、3~4回(つまり3~4ヶ月)の生理周期を経験するうちに、自分に合った挿入のコツや取り出し方、快適な位置を見つけていくようです。

もし、着脱の難しさや多少の違和感、軽い漏れが理由なら、もう少しだけ練習してみる価値はあるかもしれません。

逆に、以下のような場合は、無理に続けない方がいいかなと思います。

やめる判断のポイント
  • 強い痛みや不快感が続く場合
  • TSSの初期症状(急な高熱、発疹など)が出た場合(→すぐに使用をやめ、医療機関へ!
  • 3~4周期試しても、漏れや違和感がまったく改善しない場合
  • 衛生管理がどうしても「面倒くさい」と感じ、ストレスになる場合

月経カップが合わない場合の代替品

もし「やっぱり私には月経カップは合わないかも」と思っても、落ち込む必要はまったくありません!今はフェムケア製品も多様化していて、他にも快適な選択肢がたくさんあります。

月経ディスク

月経カップと似ていますが、より浅い位置(膣の奥、子宮頸部の下)にセットするアイテムです。カップが膣の形で圧迫感を感じる人でも、ディスクなら違和感なく使えることがあります。使い捨てタイプと繰り返し使えるタイプがありますよ。

吸収型サニタリーショーツ

ショーツ自体が経血を吸収してくれるタイプです。ナプキンのように「何かを挿入する」ことへの抵抗感がある人や、ゴワゴワ・ムレが気になる人には、すごくおすすめです。初期費用はかかりますが、洗濯して繰り返し使えるので経済的ですね。

タンポンやナプキン

もちろん、使い慣れたタンポンやナプキンも立派な選択肢です。特にナプキンは最もシンプルで、TSSなどのリスクもほぼありません。ムレやかぶれが気になる場合は、オーガニックコットン素材のものを選ぶと快適さが違うかもしれません。

まとめ

月経カップをやめた方がいい理由は、過去のTSS病歴や膣の炎症といった医学的なものから、着脱の困難さ、違和感、衛生管理の面倒さといった実用的なものまで、本当に人それぞれですね。

便利なアイテムであることは間違いないですが、全員に合う万能なものでもありません。もし「合わないかも」と感じたら、それはあなたの体が「こっちじゃないよ」と教えてくれているサインかもしれません。

ご自身の判断と専門家への相談

この記事で紹介した内容は、あくまで一般的な情報や個人の経験に基づくものです。体に強い痛みや異常を感じた場合は、すぐに使用を中止し、婦人科など専門医に相談してください。最終的な判断は、ご自身の体調やライフスタイルを最優先にしてください。

AYA
AYA

3~4回試しても快適にならないなら、無理に月経カップに固執せず、月経ディスクや吸水ショーツなど、他の選択肢に目を向けてみるのも、生理期間を快適に過ごすための大切な一歩かなと私は思います!

こちらの動画では、産婦人科医の視点から月経カップのメリット・デメリットが解説されています。

【月経カップ】メリットとデメリットを産婦人科医ユーザーが語る!

医師による専門的な見解は、使用を判断する上でとても参考になるかと思います。

タイトルとURLをコピーしました